1930年代、日本はアジアおよび太平洋地域へ勢力範囲を拡大し、帝国の版図を広げていきました。この時期の占領と侵略は、その後のアジアの歴史に大きな影響を残すことになります。ここでは、1930年代に日本が占領した主な土地と、それ以前に獲得した領土について詳しく解説します。
満洲の占領(1931年)
1931年9月、柳条湖事件(満洲事変)をきっかけに、日本は中国東北部に位置する満洲(満州)へ侵攻し、占領しました。翌1932年には、清朝最後の皇帝であった溥儀(ふぎ)を元首とする傀儡国家「満洲国」を樹立しています。この一連の行動は国際連盟のリットン調査団によって非難され、日本は1933年に国際連盟を脱退することとなりました。
中国への全面侵攻と日中戦争の開始(1937年)
1937年7月、盧溝橋事件を発端として日本は中国への全面的な軍事侵攻を開始し、第二次日中戦争(日中戦争)が勃発しました。北京、上海、南京などの主要都市が相次いで占領され、戦争は長期化していきます。この戦争はやがて1941年の太平洋戦争(大東亜戦争)へと拡大し、アジア太平洋全域を戦火に巻き込むことになりました。
それ以前に獲得した領土
台湾(1895年)
日本は1895年、日清戦争の講和条約である下関条約(馬関条約)によって、台湾と澎湖諸島を獲得しました。これが日本による最初の本格的な海外領土の獲得とされています。
朝鮮半島(1910年)
1910年には日韓併合条約の締結により大韓帝国を併合し、朝鮮半島を植民地として統治するようになりました。これにより、朝鮮の人々は言語や文化の面で大きな抑圧を受けることになりました。
まとめ
1930年代の日本による占領の中心は、1931年の満洲占領と、1937年に始まった中国への全面侵攻でした。これらは1895年の台湾獲得、1910年の韓国併合といったそれまでの領土拡張路線の延長線上にあるものであり、結果として日本は国際的な孤立を深め、第二次世界大戦へと突き進んでいくことになります。