オセアニアの歴史

ジェームズタウンは新世界初のイギリスによる恒久的植民地だった?その真実を解説

答え:これは「真実」です

ジェームズタウン(Jamestown)が、新世界(北米大陸)におけるイギリス最初の恒久的な植民地であったというのは、事実です。

ジェームズタウンの設立

1607年、ロンドン会社(バージニア会社)によって派遣された約100名の入植者たちが、現在のアメリカ合衆国バージニア州にあたるチェサピーク湾のジェームズ川沿いに入植地「ジェームズタウン」を建設しました。この名前は当時のイングランド王ジェームズ1世にちなんだものです。これが北米におけるイギリス最初の永続的な定住地となりました。

なぜ「恒久的」とされるのか

実は、ジェームズタウンより前にイギリスも北米植民を試みていました。1580年代のロアノーク島植民地がその代表例ですが、この試みは入植者が忽然と姿を消した「失われた植民地」として失敗に終わっています。そのため、実際に継続して存続した最初のイギリス植民地として、ジェームズタウンが特別な位置づけを持つのです。

なお、北米全体で見るとスペインが1565年に建設したフロリダのセントオーガスティンの方が古いヨーロッパ人定住地です。ここでのポイントは「最初のイギリス植民地」という点にあります。

苦難を乗り越えた入植地

ジェームズタウンの歴史は決して平坦ではありませんでした。飢餓、疫病、先住民族との対立により、初期の入植者の多くが命を落としています。特に1609年〜1610年の冬は「飢餓の時代(The Starving Time)」と呼ばれ、人口の大半が失われました。

それでも入植地は滅亡を免れ、1610年代にジョン・ロルフがタバコ栽培に成功したことで経済的基盤が確立されます。さらに1619年には代議制議会の原型となるバージニア植民地議会が開かれるなど、後のアメリカの政治・社会文化の礎もここから築かれていきました。

まとめ

「ジェームズタウンは新世界におけるイギリス最初の恒久的植民地だった」という記述は真実です。1607年にロンドン会社によって設立されたこの町は、数々の苦難を乗り越えて存続し、やがて13植民地へと発展するイギリス領北米の歴史の出発点となりました。