オセアニアの歴史

タイノ族は何をしていた?暮らし・文化・信仰をわかりやすく解説

タイノ族の暮らしと文化

カリブ海地域に暮らしていた先住民タイノ族(Taíno)は、農業や漁業を基盤とした豊かな文化を築いていました。ここでは、彼らの生活を分野別に詳しく紹介します。

農業

主食はキャッサバ(マニオク)で、そのほかにヤムイモやサツマイモなど多彩な根菜類も栽培していました。加えてトウモロコシも育てており、衣類の材料となる綿花の栽培も行っていました。

航海と漁労

タイノ族は大型の外洋カヌーで島々の間を行き来していました。帆とパドルを使いこなし、カヌーには巨大な木の幹を一本丸ごと掘り抜いて作ったものもあり、40人以上が乗船できることもあったといわれています。また、漁師としても非常に優れた技術を持っていました。

宗教と神話

信仰の中心は多神教で、万物を創り出した最高の創造神の存在を信じていました。さらに太陽や海など、自然の中の強力な力も崇拝の対象としていました。

政治・社会構造

半自律的な村に暮らし、それぞれの村は首長によって統治されていました。

住居

「ボヒオ」と呼ばれる簡素な家屋を建てていました。広葉樹の骨組みにヤシの葉を葺いた構造で、日差しや雨から身を守る役割を果たしていました。

芸術とスポーツ

精巧な彫刻を施す技術に長けており、土器作りも行っていました。また、現代のサッカーやバレーボールに似たチーム対抗の球技でも知られています。この試合は紛争の解決や賭け、あるいは儀式として行われ、高く弾むゴム質のラテックスで編まれたボールが使用されました。