オセアニアの歴史

1935年発行のハワイ20ドル紙幣は存在する?その価値と真実を解説

「1935年に発行されたハワイの20ドル紙幣はいくらの価値があるのか」という質問をよく見かけますが、結論からお伝えすると、1935年Aシリーズのハワイ20ドル紙幣は存在しません。

ハワイで20ドル紙幣は発行されていない

第二次世界大戦中、真珠湾攻撃後に日本軍によるハワイ占領の懸念に備えて、アメリカ政府は特別な緊急発行紙幣を用意しました。これが表面と裏面に「HAWAII」の文字が大きく印刷された、いわゆるハワイ・オーバープリント紙幣です。

しかし、この緊急発行で用意されたのは1ドル、5ドル、10ドルの3種類のみであり、20ドル券はハワイ向けには発行されませんでした。ハワイ・オーバープリント紙幣の中で最高額面は10ドルです。

「20ドルのハワイ紙幣」を見かけたら注意

もし「1935年Aシリーズのハワイ20ドル紙幣」を名乗る紙幣を目にした場合は、偽造や改造品である可能性が非常に高いといえます。オーバープリントを後から加えた改造券も市場に出回っているため、購入や鑑定の際は専門家の意見を仰ぐことをおすすめします。

本物のハワイ紙幣の価値について

一方、本物のハワイ・オーバープリント紙幣(1ドル・5ドル・10ドル)は歴史的価値が高く、状態によっては額面を大きく上回る価格で取引されています。特に10ドル券は希少性が高く、コレクターの間で人気があります。価値を正確に知りたい場合は、紙幣の保存状態やシリアル番号などを確認した上で、信頼できる貨幣商や鑑定機関に相談しましょう。