オセアニアの歴史

オーストラリア連邦成立前にはいくつの植民地が存在したのか?

オーストラリアが1901年1月1日に連邦を結成する以前、大陸はイギリスの自治植民地6つに分かれていました。それぞれの植民地は独自の政府と議会を持っており、独立した政体として機能していました。

連邦以前の6つのイギリス自治植民地

  • ニューサウスウェールズ(NSW) – 1788年に設立された、オーストラリアで最も古い植民地です。
  • クイーンズランド(QLD) – 1859年にニューサウスウェールズから分離して誕生しました。
  • 南オーストラリア(SA) – 1836年に自由移住者による計画的な入植地として設立されました。
  • タスマニア(TAS) – 当初は「ヴァン・ディーメンズ・ランド」と呼ばれ、1856年に現在の名称となりました。
  • ビクトリア(VIC) – 1851年にニューサウスウェールズから分離し、ゴールド・ラッシュで急速に発展しました。
  • 西オーストラリア(WA) – 1829年に設立され、連邦への参加が最も遅かった植民地です。

連邦への道

19世紀後半になると、防衛・移民・鉄道・関税などの問題を共通の方針で解決する必要性が高まり、各植民地の間で連邦結成の機運が醸成されました。一連の憲法会議や国民投票を経て、1900年にオーストラリア憲法が制定され、翌1901年1月1日、これら6つの植民地は連邦を結成しました。

連邦成立により、元の植民地はそのまま州(state)へと移行し、今日のオーストラリアの6つの州の基礎となっています。この歴史的経緯こそが、オーストラリアが「6つの州からなる連邦国家」である理由です。