オセアニアの歴史

第一次世界大戦後に国名や領土が変わった主な国々

第一次世界大戦は、ヨーロッパを中心に世界の政治地図を大きく塗り替えた歴史の転換点でした。戦後、多くの帝国が崩壊し、新しい国家が誕生する一方で、既存の国々も名前や領土を大きく変更することになりました。ここでは、第一次世界大戦後に国名や体制が劇的に変わった代表的な例を5つ紹介します。

1. オーストリア=ハンガリー帝国

戦争に敗れたオーストリア=ハンガリー帝国は完全に解体され、その領土から複数の独立国家が誕生しました。具体的には、オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア、そしてユーゴスラビア(当初はセルビア・クロアチア・スロベニア王国)などが新たな国家として歩み始めました。

2. ドイツ

ドイツはヴェルサイユ条約によって大幅な領土縮小を余儀なくされました。アルザス=ロレーヌはフランスに返還され、北シュレスヴィヒはデンマークへ、さらに西プロイセンとポーゼンはポーランドに割譲されました。これらの領土喪失は、後のヨーロッパ情勢にも大きな影響を与えることになります。

3. オスマン帝国

戦前には中東や北アフリカの広大な地域を支配していたオスマン帝国も、戦後解体への道をたどりました。その旧領土からは、トルコ、イラク、シリア、レバノン、サウジアラビアといった新しい国家が次々と成立し、中東の現代地図が形作られていきました。

4. ロシア

戦後の混乱の中でロシア帝国は崩壊し、やがてソビエト連邦(ソ連)へと再編されました。ソ連には、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、グルジア(現在のジョージア)、アルメニア、アゼルバイジャンなどが構成共和国として含まれていました。

5. ユーゴスラビア

ユーゴスラビアは、戦後にセルビア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロなどの地域が統合されることで成立した多民族国家でした。しかし、1990年代に入ると民族対立などにより国家は分裂し、最終的にスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビア、北マケドニア共和国という6つの独立国へと姿を変えました。