オセアニアの歴史

第二次世界大戦中の1シリングの価値はどれくらいだったのか?

第二次世界大戦中の1シリングの価値

第二次世界大戦期(1939年~1945年)のイギリスにおいて、1シリングは12ペンスに相当し、1ポンドスターリング(£)の20分の1という価値を持っていました。

スターリング・ポンドはイギリスの公式通貨であり、イギリス帝国圏内にあった多くの国や地域でも広く使用されていました。そのため、シリングは本国のみならず、植民地や自治領を含む広範なエリアで日常的な通貨として流通していたのです。

シリング硬貨の特徴と用途

シリングは銀貨の一種で、クラウン、ハーフクラウン、フローリンといったより高額な硬貨と比べると、ひと回り小さなサイズでした。それでも、パンや日用品の購入、交通費の支払いなど、庶民の暮らしに密着した日常取引の中核を担う通貨として親しまれていました。

米ドルに換算すると?

戦時中の為替レートに基づいて換算すると、1シリングはおおよそ2.4米セント程度の価値に相当します。現在の感覚では驚くほど小さな額ですが、当時の物価水準では、1シリングあれば映画の入場券を買ったり、ちょっとした買い物を済ませたりできる実用的な金額でした。

なお、シリングは戦後もしばらく流通し続けましたが、1971年にイギリスが十進法通貨制度へ移行したことに伴い、その役割を終えています。