オセアニアの歴史

ブラジルは大英帝国の一部でしたか?ポルトガル植民地としての歴史を解説

ブラジルは大英帝国の一部だったのか?

結論から言うと、ブラジルが大英帝国(イギリス帝国)の一部であったことは一度もありません。南米最大の国であるブラジルは、イギリスではなくポルトガルによって植民地化された歴史を持っています。

ポルトガルによる植民地支配の時代

1500年、ポルトガルの探検家ペドロ・アルヴァレス・カブラルがブラジルの海岸に到達したことをきっかけに、ブラジルはポルトガルの植民地となりました。以降、約300年以上にわたり、サトウキビ栽培や金鉱山の開発などを中心にポルトガルの支配下で発展していきました。

19世紀初頭にはナポレオン戦争の影響でポルトガル王室がリオデジャネイロへ移住するという特異な時期もありましたが、ブラジルの宗主国はあくまでポルトガルであり続けました。

1822年、ブラジル帝国として独立

1822年、当時の皇太子ペドロが「イピランガの叫び」と呼ばれる独立宣言を行い、ブラジルはポルトガルからの独立を果たしました。そして新たな国家はブラジル帝国として出発し、ペドロ1世が初代皇帝に即位しました。

このようにブラジルは、アメリカ大陸における数少ない「帝国」として独立を遂げた珍しい例であり、その後1889年に共和制へ移行するまで帝政が続きました。

まとめ

ブラジルは大英帝国の植民地ではなく、1500年から1822年までポルトガルの植民地であり、独立後はブラジル帝国として独自の歴史を歩みました。南米諸国の多くがスペインの植民地だった中、ブラジルがポルトガル語圏である理由も、この歴史的背景にあります。