「1963年のアイランド(Island)・オーラル(aurar)硬貨」を調べると、まず戸惑うのがその名称です。結論から言うと、「アイランド」という独立した国名や、それ単独で通用する「オーラル」という通貨は存在しません。ただしこの呼び方は誤記や混同によるもので、実際にはアイスランドのアウラル硬貨を指している可能性が非常に高いのです。
「Island」と「aurar」の正体
英語では「島」を意味する「island」ですが、ドイツ語や北欧諸語ではアイスランドの国名を「Island」と表記します。また、アイスランド語での正式な国名は「Ísland(イスランド)」であり、同国の硬貨表面にはこの「ÍSLAND」の文字が刻まれています。そのため、海外のコインカタログやオークション出品では「Island」という表記が使われることがあるのです。
一方の「aurar(アウラル)」は、アイスランドの通貨クローナ(króna)の補助通貨単位です。1クローナ=100アウラルと定義され、20世紀の大半においてアウラル額面の硬貨が実際に流通していました。
1963年発行のアイスランド硬貨
1963年には、5アウラル・10アウラル・25アウラル・50アウラルといった補助通貨硬貨が発行されています。いずれも発行枚数が比較的多い一般的なコインで、コレクター市場では「手軽に入手できる世界硬貨」に分類されます。
価値の目安
1963年アイスランドのアウラル硬貨は、流通品(使用済み)であれば数十円〜数百円程度が相場の目安です。未使用に近い状態や美しい光沢を保つ高グレード品は、さらに高く評価されることもあります。ただし希少性は低いため、状態の悪いものは買取店で値段がつかないケースもあります。
所有している場合は?
硬貨に「ÍSLAND」の表記、西暦1963年、そしてアウラルの額面が刻まれているかを確認しましょう。本物であれば、コインショップやオンラインオークションで売却できます。逆にこれらの要素が欠けているものや、デザインに不自然な点があるものは、記念メダルや模造品の可能性があるため注意が必要です。
まとめると、「1963 Island aurars」は架空の通貨ではなく、1963年発行のアイスランド・アウラル硬貨のことです。価値自体は高くありませんが、北欧の歴史を感じられる入門向けの収集品として十分楽しめる一枚といえるでしょう。