オセアニアの歴史

オーストラリアの2つの準州とは?首都特別地域(ACT)とノーザンテリトリー(NT)を解説

オーストラリアは、6つの州と2つの準州(テリトリー)から構成される連邦国家です。その中核をなす2つの主要な準州が、以下の通りです。

  • オーストラリア首都特別地域(ACT)
  • ノーザンテリトリー(NT)

1. オーストラリア首都特別地域(ACT)

オーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory)は、連邦の首都キャンベラを含む小さな準州です。かつてシドニーとメルボルンが首都の座を争ったことにより、両都市の中間地点に新首都を建設する形で設置されました。面積は約2,400平方キロメートルと小規模ながら、国会議事堂をはじめとする政府機関が集中する、オーストラリアの政治・行政の中心地となっています。

2. ノーザンテリトリー(NT)

ノーザンテリトリー(Northern Territory)は、オーストラリア大陸の北部一帯を占める広大な準州です。面積は約135万平方キロメートルに及びますが、人口は約25万人と非常に少なく、手つかずの大自然が広がっています。州都は北部のダーウィンで、内陸部にはアリススプリングスのほか、世界遺産に登録されたウルル(エアーズロック)やカカドゥ国立公園など、世界的に有名な観光名所が点在します。

州と準州の違いは?

州は独自の憲法を持ち強い自治権を有するのに対し、準州は連邦政府から権限を委譲された存在であるため、自治権が相対的に限られるのが特徴です。ただし、ACTとNTはいずれも独自の議会を持ち、高いレベルの自治を実現しています。