ペルーの文学や絵画において卓越した形で花開いたインディヘニスモ運動が教育思想に与えた影響。国民教育の最初の総括を支えた二本柱、ホルヘ・バサドレとクロス・クエト・フェルナンディーニの貢献。当時を代表する知識人や学者たちを結集し、より優れた教育制度の設計を目指した、ベラスコ政権が推進した1972年の教育改革。人種的・言語的多样性が国の強みであるという発見と、その概念を教育に応用したインターカルチュラリティ(異文化間性)による再評価。さらに、1980年から2011年にかけての民主政権による教育への取り組み。
これらは、Spill Magisterial社が編集した全15巻の大作「ペルー教育思想コレクション」の最終部を構成するテーマである。発表会は3月27日(木)午後7時30分から、リマ商業会議所(ヘスス・マリア地区)の講堂で開催される。今回は、この5冊の注目作を執筆した著者たちをご紹介する。
アントニオ・サパタ・ベラスコ(Antonio Zapata Velasco)
歴史家。カトリック大学で学業を開始し、パリ大学で学位を取得。その後、ニューヨークのコロンビア大学で修士号と博士号を取得した。現在はペルー・カトリック大学(PUCP)人文学部およびサン・マルコス国立大学(UNMSM)社会科学部の教授を務める。同時にメディアにも進出しており、テレビで文化番組を演出するほか、日刊紙ラ・レプブリカに週刊コラムを連載している。
ホセ・リベロ・エレーラ(José Rivero Herrera)
教育者。アレキパの高等師範学校およびサン・アグスティン国立大学で学び、メキシコ・ミチョアカン州のCREFALで大学院課程を修了。1980年から2000年までの20年間、ユネスコ中南米カリブ地域事務所の専門官を務めた。初代全国教育評議会(2002〜2008年)のメンバーでもあり、2006年には教育省からアマウタ級の教師功労章(パルマス・マヒステリアレス)を授与された。主な著書に『ラテンアメリカの成人教育:公平性と近代化への課題』(1993年)、『農村学校の発展のためのアンデス地域政策』(2005年)、『ラテンアメリカにおける貧困と闘う教育と社会的アクター』(2008年)などがある。
パトリシア・オリアルト・ソトマヨール(Patricia Oliart Sotomayor)
英国ニューカッスル大学ラテンアメリカ研究教授。ペルー・カトリック大学で社会科学の学士号を、テキサス大学オースティン校でラテンアメリカ研究の修士号を、ニューカッスル大学で人文地理学の博士号をそれぞれ取得。ペルーの教育に関する批判的研究を多数手がけており、代表作に『教育政策とペルー学校制度の文化』(2011年)などがある。
ルーシー・トラプネル・フォレロ(Lucy Trapnell Forero)
人類学者で、英国バース大学教育学修士。現在、中部ジャングル先住民地域協会(ARPI-SC)がサン・マルコス国立大学と共同で実施する分散型教員養成プログラムのアドバイザー兼客員教員を務める。異文化間バイリンガル教育に関する出版物も多い。主な著作に『ペルーで教師であるということ』(マルタ・ロペス・デ・カスティージャ、モイセス・レンヒフォとの共著、1989年)、『異文化間性、知識、権力』(アルビナ・カルデロン、リベル・フローレスとの共著、2008年)などがある。
バージニア・サバラ・シスネロス(Virginia Zavala Cisneros)
米国ジョージタウン大学社会言語学博士。現在はペルー・カトリック大学の教授兼研究者として活動している。著書では、民族誌と談話分析の観点から言語と教育の問題を考察している。主な出版物に『書くこととの(不)遭遇:ペルー・アンデスの学校と共同体』(2002年)、『口頭性と権力:方法論的道具』(ビクトル・ビッチとの共著、2004年)、『言うことと黙ること――ペルーの大学における言語、公平性、権力』(ガビナ・コルドバとの共著、2010年)などがある。
リカルド・クエンカ(Ricardo Cuenca)
社会心理学者で、マドリード自治大学教育学博士。ペルー研究所(IEP)の主任研究員であり、ペルー教育研究学会(SIEP)の創設メンバーでもある。ペルー教育フォーラム会長、ペルーにおけるドイツ協力教育プログラム(Proeduca-GTZ)のコーディネーター、さらにチリのユネスコ中南米カリブ地域教育局(OREALC)が実施する教職地域政策プログラムの研究部門責任者など、要職を歴任してきた。