1900年〜1910年のアメリカへの移民数
アメリカ国勢調査局(U.S. Census Bureau)の統計によると、1900年から1910年までの10年間にアメリカ合衆国へ到着した移民の数は8,795,386人にのぼります。これは当時としては記録的な規模であり、アメリカ史上最大級の移民流入期の一つとされています。
なぜこの時代に移民が急増したのか
20世紀初頭のアメリカは、産業革命の進展と急速な経済成長により、工場や鉄道建設などで大量の労働力を必要としていました。このため、世界中から仕事を求める人々が海を渡り、新天地を目指しました。
特に注目すべきは、移民の出身地の変化です。それまでの移民の中心だった北欧・西欧諸国に加え、イタリア、オーストリア=ハンガリー帝国、ロシアなどの南欧・東欧諸国からの移民が急増し、この時代の移民人口の大部分を占めるようになりました。
エリス島――移民たちの玄関口
ニューヨーク港に位置するエリス島は、1892年に開設された移民入国審査所で、この時代の移民にとって最初の関門となりました。ピーク時には1日あたり数千人が審査を受けましたが、健康状態や書類に問題がなければ、大多数は数時間以内に入国を許可されたといわれています。
まとめ
1900年〜1910年の10年間にアメリカへ移住したのは約880万人です。彼らはアメリカの都市化と工業化を支える貴重な労働力となり、今日の多文化的なアメリカ社会の基盤を築いたと言えます。