義和団の反乱が最も明確に示したものとは?
次の選択肢の中から、義和団の反乱(義和団事件)が最も明確に示しているものを選んでください。
選択肢
- A) 中国の知識人たちが自国を近代化したいと望んでいたこと
- B) 中国の農民たちが清朝の打倒を決意していたこと
- C) 中国のエリート層が西洋人との交渉を拒んでいたこと
- D) 中国のナショナリストたちが自国の文明の優越性を信じていたこと
正解
正解は D) 中国のナショナリストたちが自国の文明の優越性を信じていたこと です。
解説
義和団の反乱は、中国こそ西洋よりも優れた文明を持っているという強い信念、そして西洋列強が中国文化を破壊しようとしているという認識に突き動かされた運動でした。義和団員たちは、あらゆる外国人を中国から追い出し、伝統的な儒教的秩序を回復させることを固く決意していました。
義和団の反乱は、1899年から1901年にかけて中国北部で起こった排外主義的な民衆運動です。義和団は「扶清滅洋」(清を助け、西洋人を滅ぼす)というスローガンを掲げ、外国人やキリスト教徒、さらには鉄道や電線といった西洋由来の事物まで攻撃の対象としました。
この運動には、知識人による近代化の志向(選択肢A)は見られず、また目的は清朝の打倒(選択肢B)ではなく、むしろ清朝の支持の下での伝統的価値観への回帰であった点が大きな特徴です。つまり、義和団の反乱の本質は、自国文明の優越性への揺るぎない信頼にあったと言えるでしょう。