ジョージア州オーガスタを通る「ジョン・C・カルフーン高速道路(John C. Calhoun Expressway)」。この名前を聞くと、南北戦争の時代に関わりの深いあの著名な政治家ジョン・C・カルフーンを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、結論から言えば、この高速道路は南北戦争期の歴史的な人物にちなんで名付けられたものではありません。
由来となったのは同名の別人
この高速道路の名称の由来となっているのは、同名のジョージア州の政治家兼弁護士であるジョン・C・カルフーンという別人物です。彼はジョージア州下院およびジョージア州上院の議員を務めた地元で活動した政治家であり、副大統領などを歴任したことで広く知られるあの有名な歴史上のジョン・C・カルフーンとは、血縁・関係ともに一切ありません。
なぜ混同されやすいのか
「ジョン・C・カルフーン」という名前自体が歴史の教科書でおなじみであるため、道路の名称を見た人が有名な政治家と結びつけてしまうのは自然なことです。しかし実際には、この高速道路はジョージア州で活躍した同名の政治家への敬意から名付けられたものであり、南北戦争や当時の論争とは直接の関わりがないのです。
道路や施設の命名には、その土地にゆかりのある人物が選ばれることが多く、このケースもまさにその一例と言えるでしょう。