サンドラ・デイ・オコナーの在任期間
サンドラ・デイ・オコナー(Sandra Day O'Connor)は、1981年9月25日から2006年1月31日まで、約24年4か月にわたって米国最高裁判所の陪席判事(Associate Justice)を務めました。
史上初の女性最高裁判事
彼女はロナルド・レーガン大統領によって指名され、上院の承認を得て着任しました。米国史上初の女性最高裁判事であり、その就任は司法界における女性の進出を象徴する歴史的な出来事となりました。スタンフォード・ロー・スクールを優秀な成績で卒業した後、アリゾナ州で州上院議員や州裁判所判事などを歴任し、豊富な実務経験を積んだうえで最高裁に至りました。
「決定的な一票」を握る中道派判事
在任期間を通じて、オコナー判事は保守派とリベラル派が拮抗する法廷において、しばしば「決定的な一票(swing vote)」を握る存在でした。人工妊娠中絶、人種差別、宗教と教育など、社会を二分する重大な争点に関わる数々の歴史的判決で中心的な役割を果たし、その判断は合衆国の法制度に長く影響を与え続けました。
退任と晩年
2006年1月、アルツハイマー病を患った夫の介護に専念するため、75歳で最高裁判事を退任しました。引退後も司法の独立や市民教育の重要性について発信を続け、2018年には自身も認知症と診断されたことを公表しています。2023年12月1日、93歳でこの世を去りました。