南アメリカの歴史

ロジャー・ウィリアムズはなぜロードアイランドの基礎を築いたのか?プロビデンス創設の背景

ロジャー・ウィリアムズはロードアイランドを「創設」したのか?

実は、ロジャー・ウィリアムズ(Roger Williams)がロードアイランド植民地そのものを直接創設したわけではありません。しかし、彼はその初期の歴史において極めて重要な役割を果たした人物です。

1636年、プロビデンスの建設

ウィリアムズは1636年、先住民族であるナラガンセット族から土地を購入し、現在のロードアイランド州の州都となるプロビデンス(Providence)を建設しました。この町は後にロードアイランド植民地の中核として編入され、地域全体の発展の礎となりました。

宗教的亡命者の避難所としての出発

プロビデンスを中心とするこの植民地は、主流の宗教観と異なる信念を持つ人々、特に厳格なピューリタン支配のもとで追放されたマサチューセッツ湾植民地出身者にとっての「避難所」として始まりました。当時のニューイングランドでは政教分離や信教の自由が認められておらず、ウィリアムズ自身もその急進的な思想ゆえに追放を経験していました。

信教の自由の先駆け

ウィリアムズは「良心の自由」を掲げ、国家権力による宗教への干渉を頑として拒みました。彼の理念は、後のアメリカ合衆国憲法修正第1条における信教の自由の概念にも影響を与えたとされています。こうした歴史的背景から、ロードアイランドは「自由の揺りかご」と呼ばれることもあるのです。