アフリカ系アメリカ人に選挙権が正式に与えられたのは、1870年のことです。この年、アメリカ合衆国憲法に修正第15条(第15修正)が追加されました。
憲法修正第15条とは?
1870年2月3日に批准された憲法修正第15条は、「連邦政府および州政府が、市民の投票権を人種に基づいて奪うことを禁止する」と定めたものです。これにより、黒人男性も法的には白人と同等に選挙権を持つことが認められました。
その後の道のり
しかし、修正第15条の成立後も、実際の選挙参加への道は平坦ではありませんでした。南部諸州では識字テストや人头税(ポールタックス)、さらには暴力や脅迫といった手段によって、黒人の投票が事実上妨げられる「ジム・クロウ法」の時代が続きました。
こうした状況が大きく変わったのは、1965年の公民権法(投票権法)の制定以降です。連邦政府が差別的な投票規制を監視・排除できるようになり、アフリカ系アメリカ人が実際に選挙権を行使できる環境が整えられていきました。
まとめ
アフリカ系アメリカ人の選挙権は、1870年の憲法修正第15条によって法的に保障されました。ただし、実質的な権利行使までには約1世紀にわたる闘いの歴史があり、1965年の投票権法によってようやくその保障が現実のものとなったのです。