紙の発祥地は中国
紙を最初に発明したのは中国です。現在私たちが日常的に使っている紙の起源は、紀元前206年から紀元後220年にかけて栄えた漢代(かんだい)にさかのぼるとされています。
紙の発明者・蔡倫とは
紙の発明者として伝統的に名前が挙げられるのが、後漢時代に宮廷に仕えた官僚蔡倫(さいりん)です。彼はそれまでの紙づくりの技術を改良し、樹皮や麻くず、ぼろ布などを原料とした、より実用的で安価な紙を完成させました。
西暦105年、蔡倫はこの改良された紙を皇帝に献上したと伝えられており、この出来事が紙の本格的な普及のきっかけとなったといわれています。その功績から、彼は「紙の父」と呼ばれることもあります。
紙が世界へ広がっていく
中国で生まれた紙の製法は、やがてシルクロードを通じて西方へ伝わり、8世紀にはアラビア世界へ、その後ヨーロッパへと広がっていきました。こうして紙は世界中で知識や文化を記録する重要な媒体となり、人類の文明発展に大きく貢献しました。