第二次世界大戦において、テキサス州は合衆国の戦争遂行に欠かせない役割を担いました。州内には数多くの陸軍基地や航空訓練施設が設置され、数十万人規模のテキサス出身者が軍務に就いたとされています。さらに、豊富な石油資源は連合国軍の燃料供給を支える重要な基盤となりました。
テキサスが果たした戦時中の役割
広大な土地と温暖な気候に恵まれたテキサスは、兵士養成のための訓練キャンプの理想的な場所とされ、フォート・フッドをはじめとする大規模な軍事施設が相次いで建設されました。これらの施設は地元に多くの雇用をもたらし、戦時景気を下支えしました。
それでも「歴史的転換点」とは言い切れない理由
しかしながら、こうした多大な貢献にもかかわらず、第二次世界大戦はテキサス州の歴史における決定的な転機、すなわち州のあり方を根本から変える画期的な出来事であるとは、一般にはみなされていません。
大戦によって社会構造や経済が劇的に変化した他の地域と比べると、テキサスでは農業や牧畜を中心とした伝統的な経済体制が戦後もしばらく維持され、州の基本的な性格は従来のまま保たれ続けたからです。
まとめ
テキサスは兵員の供給源として、また軍事拠点の所在地として、第二次世界大戦に確かに大きく貢献しました。しかし、州そのものを一変させる分水嶺となったのは、むしろその後に訪れた油田開発と都市化の時代であったと言えるでしょう。