南アメリカの歴史

アメリカ建国への道:1600年代から1789年までの植民地時代と独立革命

はじめに

1600年代から1789年までのアメリカの歴史は、ヨーロッパからの植民地建設に始まり、やがて独立革命を経て新しい国家「アメリカ合衆国」が誕生するまでの激動の時代でした。本記事では、この約180年間の主要な出来事を時系列でわかりやすく解説します。

ヨーロッパによる植民地化(17世紀)

17世紀初頭、イギリス人は北米大陸に恒久的な入植地を築き始めました。宗教的自由を求めたピューリタンたちや、経済的機会を求める移民たちが大西洋を渡り、東海岸に次々と植民地が誕生していきます。

  • 1607年:イギリス人がバージニアのジェームズタウンに、北米初の恒久的な入植地を建設しました。
  • 1620年:メイフラワー号に乗ったイギリスのピューリタン一団(ピルグリム・ファーザーズ)が、現在のマサチューセッツ州にプリマス植民地を設立しました。
  • 1630年:大規模なイギリス人ピューリタンの一団が、マサチューセッツ湾植民地を創設しました。
  • 1634年:イギリスのカトリック教徒の避難所として、メリーランド植民地が設立されました。
  • 1636年:イギリス人ピューリタンの一団によって、コネチカット植民地が設立されました。
  • 1638年:同じくピューリタンの一団により、ニューヘイブン植民地が設立されました。
  • 1664年:イギリスがオランダの植民地ニューアムステルダムを占領し、「ニューヨーク」と改名しました。
  • 1670年:イギリス人入植者たちによって、カロライナ植民地が設立されました。

アメリカ独立革命(1765年〜1789年)

18世紀後半になると、イギリス本国の重税政策に対する植民地人の不満が高まり、ついには独立戦争へと発展します。ここでは、独立への道のりを辿る重要な出来事をご紹介します。

  • 1765年:イギリス議会が印紙法を可決し、植民地で抗議活動と抵抗運動が巻き起こりました。「代表なくして課税なし」というスローガンが広まりました。
  • 1770年:ボストン虐殺事件が発生。イギリス兵が群衆に発砲し、5人の入植者が死亡しました。
  • 1773年:ボストン茶会事件が発生。茶法に抗議した入植者たちが、イギリス船の茶箱をボストン港に投げ込みました。
  • 1775年:レキシントン・コンコードの戦いにより、アメリカ独立戦争が勃発しました。
  • 1776年:独立宣言が採択され、13植民地はグレートブリテン(イギリス)からの独立を宣言しました。
  • 1781年:ヨークタウンの戦いでイギリス軍が降伏し、独立戦争は事実上の決着を迎えました。
  • 1783年:パリ条約が調印され、独立戦争が正式に終結。アメリカ合衆国は主権国家として国際的に承認されました。
  • 1789年:ジョージ・ワシントンが、アメリカ合衆国初代大統領に就任しました。

まとめ

1607年のジェームズタウン建設から1789年のワシントン大統領就任まで、アメリカはわずか180年余りの間に、辺境の植民地から独立国家へと変貌を遂げました。宗教的自由や経済的機会を求めて海を渡った人々の子孫たちが、やがて自らの政治を求めて立ち上がり、世界初の近代的な共和制国家を築き上げたのです。この時代の出来事は、その後のアメリカの政治・社会の基盤となっています。