結論からお伝えすると、「スタンディング・リバティ(立像リバティ)」デザインの50セント硬貨(ハーフダラー)は、1942年を含むどの年にも発行されていません。このデザインが採用されたのは、1916年から1930年にかけて発行された25セント硬貨(クォーター)のみです。
ただし、1942年には「リバティ」をあしらった別の50セント硬貨が実際に発行されています。それがウォーキング・リバティ・ハーフダラーです。もしお手元に1942年の50セント銀貨をお持ちであれば、こちらである可能性が高いでしょう。
1942年のウォーキング・リバティ・ハーフダラーとは
ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、1916年から1947年まで発行されたアメリカ合衆国の50セント銀貨です。表面には朝日に向かって歩みゆく自由の女神(レディ・リバティ)、裏面にはワシが描かれています。
1942年には以下の3つの造幣局で鋳造されました。
- フィラデルフィア造幣局(刻印なし):約4,782万枚
- デンバー造幣局(D刻印):約1,091万枚
- サンフランシスコ造幣局(S刻印):約1,279万枚
素材は90%の銀(残り10%は銅)で、純銀含有量は約0.36トロイオンスです。
価値の目安
価値は主に保存状態(グレード)と銀相場によって決まります。
- 流通品(摩耗のある状態):おおよそ10〜15米ドル程度。銀地金としての価値(スクラップ価値)が下限となります。
- 未流通品(未使用):25米ドル以上。状態が良いものほど高額になります。
- 高グレード品(MS65以上):状態次第では数百米ドルに達することもあります。
なお、銀価格は常に変動しているため、最低価値となる地金価値も日々変わります。より正確な査定を希望される場合は、コイン専門店やPCGS・NGCなどの公認鑑定機関に相談することをおすすめします。
まとめ
1942年の「スタンディング・リバティ」50セント硬貨は存在しませんが、同年に発行されたウォーキング・リバティ・ハーフダラーであれば比較的入手しやすいコインで、状態に応じて10米ドル前後から取引されています。まずはお手持ちのコインのデザインと保存状態を確認してみてください。