南アメリカの歴史

ルイジアナの空に翻った旗はいくつ?歴史をたどる6つの政権

アメリカ南部の州ルイジアナは、その豊かな歴史の中で幾度も支配者が交代してきました。実に6つの異なる旗がこの地の空に翻ったのです。ここでは、時系列に沿ってそれぞれの時代をわかりやすく解説します。

ルイジアナを支配してきた6つの旗

1. フランス(1682年〜1763年)

1682年、フランス人探検家ロベール=カブリエ・ド・ラ・サールがミシシッピ川流域をフランス領と宣言し、「ルイジアナ」という地名が誕生しました。以後およそ80年間、この地はヌーベルフランスの一部としてフランスの統治下に置かれました。

2. スペイン(1763年〜1803年)

七年戦争(北米ではフレンチ・インディアン戦争)の結果、1763年のパリ条約によりルイジアナはスペインへ譲渡されました。スペイン統治時代には、1788年のニューオーリンズ大火からの街の再建などが行われました。

3. フランス(1803年)

1800年、ナポレオン率いるフランスは秘密裏に締結されたサン・イルデフォンソ条約によってルイジアナの返還を受けます。ただし実際の引き渡しが完了したのは1803年であり、フランスによる再支配はごく短期間にとどまりました。

4. アメリカ合衆国(1804年〜現在)

1803年の「ルイジアナ買収」により、合衆国はこの広大な領土を約1,500万ドルで取得しました。1812年にはルイジアナが合衆国18番目の州として加盟し、以来200年以上にわたり星条旗が翻り続けています。

5. アメリカ連合国(1861年〜1865年)

南北戦争の勃発に伴い、ルイジアナは1861年に合衆国から脱退し、アメリカ連合国(南軍)に加わりました。この期間、連合国の旗が州の公式な旗となりました。

6. 北軍(ユニオン)(1862年〜1865年)

1862年、北軍がニューオーリンズを占領すると、州の主要部は北軍の支配下に入りました。1865年の戦争終結後、ルイジアナは再び合衆国への復帰を果たします。

こうした複雑な支配者の移り変わりが、今日のルイジアナ独自の文化を形作りました。フランス語の影響を色濃く残す言葉遣いや、クレオール料理、ケイジャン音楽など、他州にはない魅力はまさにこの歴史の賜物といえるでしょう。