南アメリカの歴史

第二次世界大戦はどのようにして始まったのか?開戦の背景と経緯を解説

第二次世界大戦の始まり

第二次世界大戦は、1939年9月1日にドイツがポーランドへ侵攻したことをきっかけに勃発しました。

しかし、この開戦には長年にわたる複雑な背景がありました。ここでは、戦争に至った主な要因と、開戦の直接の引き金について詳しく見ていきます。

戦争に至った主な要因

1. ヴェルサイユ条約への不満

第一次世界大戦を終結させたヴェルサイユ条約は、ドイツにとって非常に厳しい内容でした。領土の割譲、多額の賠償金の支払い、軍備の大幅な制限などを課されたことで、ドイツ国民の間に深い不満と恨みが蓄積していきました。この感情は、後の過激な政治勢力の台頭を促す土壌となりました。

2. 世界恐慌の影響

1929年に始まった世界恐慌は、ヨーロッパ全体に深刻な経済的混乱をもたらしました。失業率の急上昇や生活の困窮といった社会不安を背景に、ドイツのナチス党のような極端な政治勢力が支持を拡大していきました。

3. ミュンヘン協定と宥和政策

1938年、ドイツ、イタリア、イギリス、フランスの間でミュンヘン協定が結ばれ、ドイツによるチェコスロバキアのズデーテン地方併合が認められました。この協定は、西側諸国が戦争を回避するためにヒトラーの要求に譲歩する「宥和政策」を採っていたことを示すものであり、結果的にドイツのさらなる拡張を助長することになりました。

4. 独ソ不可侵条約(モロトフ=リッベントロップ条約)

1939年、ドイツとソビエト連邦は独ソ不可侵条約を締結しました。この条約により、ドイツは東方でのソ連の介入を恐れることなく、ポーランドへの侵攻計画を進めることが可能になりました。

開戦の直接の引き金

こうした背景の中で、戦争の直接的な引き金となったのが1939年9月1日のドイツによるポーランド侵攻です。これに対し、イギリスとフランスは2日後の9月3日にドイツへ宣戦布告を行い、ここに第二次世界大戦が正式に幕を開けたのです。