南アメリカの歴史

1918年のアメリカにおける平均世帯収入はいくらだったのか?

1918年、アメリカ合衆国における平均的な世帯収入は約1,350ドルだったとされています。第一次世界大戦の終結から間もないこの時期、アメリカ経済は戦時景気と戦後の転換期の狭間にあり、一般家庭の暮らしは現在とは大きく異なるものでした。

労働統計局のデータが示す収入水準

この数値の根拠となっているのは、アメリカ労働統計局(BLS)の推計です。同局の調査によると、当時の製造業で働く男性労働者の平均年間賃金は約1,150ドルでした。製造業は当時のアメリカにおける主要な雇用分野の一つであり、この数字は労働者階級の典型的な所得水準を反映していると考えられます。

実際の世帯収入はもう少し高かった?

注目すべきは、当時の多くの家庭では世帯主以外の家族も働いて収入を得ていたという点です。未婚の子女が工場などで働き、家計を支えるケースはごく一般的でした。そのため、実際の平均世帯収入は1,350ドルという推計値よりもやや高かった可能性があります。

現在の価値に換算すると

物価上昇率(インフレ)を考慮して現在の価値に換算すると、1918年の1,350ドルはおおよそ2万5,000ドル〜3万ドル前後に相当します。換算方法や基準年によって幅はありますが、現代の平均世帯収入と比べると、当時の生活水準がいかに低かったかがわかります。

とはいえ、当時の物価も現在よりはるかに低く、パン1斤や牛乳1クォートの価格はセント単位でした。名目収入だけでなく、生活コストとのバランスで見ることが重要です。

まとめ

1918年のアメリカの平均世帯収入は約1,350ドル。これは労働統計局による男性製造業労働者の平均年間賃金(約1,150ドル)をもとにした推計であり、複数の稼ぎ手を抱える家庭が多かったことを踏まえると、実態はこれよりやや高かったと考えられています。戦間期のアメリカ社会を理解するうえで、興味深い指標と言えるでしょう。