復興時代(レコンストラクション時代、1865年〜1877年)
南北戦争の終結後、アメリカは国家の再統合と社会改革に向かう大きな転換期を迎えました。この約12年間は「復興時代」と呼ばれ、奴隷制の廃止と元奴隷の権利確立が中心的な課題となりました。
目標
- 南北戦争後に連邦(ユニオン)を再統合し、南部諸州を再建する
- 奴隷を解放し、彼らに市民権を付与する
主な出来事
- 第13修正条項(1865年):奴隷制を正式に廃止しました。
- 第14修正条項(1868年):合衆国で出生または帰化したすべての人々(元奴隷を含む)に市民権を付与しました。
- 第15修正条項(1870年):州が人種を理由に市民の投票権を奪うことを禁止しました。
- クー・クラックス・クラン(KKK)の結成(1865年):アフリカ系アメリカ人を脅迫し、その権利行使を妨害することを目的として設立されました。
復興時代の終焉
- 1877年、最後の連邦軍が南部から撤退し、復興時代は幕を閉じました。
- ラザフォード・B・ヘイズの大統領当選につながった「1877年の妥協」は、復興時代の終わりと、人種隔離を制度化したジム・クロウ法時代の始まりを象徴する出来事となりました。
公民権運動(1954年〜1968年)
復興時代の終了後も、アフリカ系アメリカ人は深刻な差別に直面し続けました。20世紀半ばになると、平等な権利を求める声が全国的な広がりを見せ、大規模な公民権運動へと発展していきました。
目標
- アフリカ系アメリカ人に対する人種隔離と差別を終わらせる
- 人種にかかわらず、すべてのアメリカ人の市民権を確保する
主な出来事
- ブラウン対教育委員会裁判(1954年):最高裁判所は、公立学校における人種隔離を違憲と判断しました。
- モンゴメリー・バス・ボイコット(1955年〜1956年):マーティン・ルーサー・キング牧師の指導のもと、アラバマ州モンゴメリー市のバスにおける人種隔離に抗議するボイコットが成功を収めました。
- ワシントン大行進(1963年):首都ワシントンD.C.で開催された大規模デモには、全国各地から公民権指導者や活動家が集結しました。
- 1964年公民権法:雇用、公共施設、連邦資金によるプログラムにおいて、人種・肌の色・宗教・性別・出身国による差別を禁止しました。
- 1965年投票権法:アフリカ系アメリカ人を差別する投票制限を州が課すことを禁止しました。
公民権運動の終焉とその遺産
- 1968年のマーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺により、公民権運動は一つの区切りを迎えました。
- しかしながら、この運動がアメリカにもたらした影響は計り知れず、その遺産は今日もなおアメリカ社会を形作り続けています。