南アメリカの歴史

アメリカ合衆国造幣局はどこにある?現行4拠点と歴史ある旧造幣局を解説

アメリカ合衆国造幣局(United States Mint)は、アメリカ国内に複数の製造施設を有しており、それぞれの拠点が異なる役割を担っています。この記事では、現在稼働している4つの製造施設と、過去に存在した3つの旧造幣局について詳しくご紹介します。

現在稼働している4つの製造施設

1. フィラデルフィア造幣局(ペンシルベニア州)

フィラデルフィア造幣局は、1792年に設立されたアメリカ最古の造幣局であり、本部機能も置かれています。一般流通用のコインを大量に生産する主力施設で、硬貨の表面に刻まれる「P」のミントマークでも知られています。

2. デンバー造幣局(コロラド州)

デンバー造幣局は、主に流通用コインの製造を担当する施設です。硬貨には「D」のミントマークが刻まれ、フィラデルフィアと並ぶ二大生産拠点として機能しています。

3. サンフランシスコ造幣局(カリフォルニア州)

サンフランシスコ造幣局は、収集家向けのプルーフ貨(鏡面仕上げの記念硬貨)の製造を専門としています。かつては金貨の生産でも重要な役割を果たした歴史ある施設です。

4. ウェストポイント造幣局(ニューヨーク州)

ウェストポイント造幣局は、金・銀・プラチナなどの貴金属インゴットや投資用コイン(ブルリオンコイン)の製造を担う施設です。高純度の貴金属製品を扱うことから「要塞(Fort Knox)」とも呼ばれることがあります。

歴史に名を残す3つの旧造幣局

シャーロット造幣局(ノースカロライナ州)

シャーロット造幣局は、近隣で採掘される金を加工するために設立されました。南北戦争の影響により操業を終えています。

ダロネガ造幣局(ジョージア州)

ダロネガ造幣局も金鉱山地域に位置し、主に金貨の鋳造を行っていました。こちらも南北戦争を機に閉鎖されています。

ニューオーリンズ造幣局(ルイジアナ州)

ニューオーリンズ造幣局は、長い歴史の中で何度も操業と休止を繰り返し、20世紀初頭まで活動していました。当時発行された「O」ミントマーク付きのコインは、現在でも収集家の間で人気があります。

まとめ

アメリカ合衆国造幣局は、フィラデルフィア、デンバー、サンフランシスコ、ウェストポイントの4つの現行施設でコインの製造を行っており、それぞれが流通貨幣から収集用・投資用コインまで異なる役割を分担しています。また、シャーロット、ダロネガ、ニューオーリンズの3つの旧造幣局は、アメリカの貨幣史と金採掘の歴史を今に伝える貴重な存在です。