南アメリカの歴史

アメリカ植民地時代の主要生産物とは?ニューイングランド・中部・南部植民地の産業を徹底解説

アメリカ植民地時代の主要生産物

17世紀から18世紀にかけての北米イギリス植民地は、地域ごとの気候や地理的条件の違いにより、それぞれ特色ある産業が発展しました。本記事では、ニューイングランド植民地、中部植民地、南部植民地の3つの地域で生産された主な商品や製品を、分野別にわかりやすくご紹介します。

ニューイングランド植民地

岩が多く痩せた土地と寒冷な気候のため大規模農業には不向きでしたが、豊かな森林資源と海に恵まれており、漁業・捕鯨・造船が経済の柱となりました。

農業

小麦、トウモロコシ、大麦、エンバク、ライ麦、ジャガイモ、豆類、エンドウ豆、カボチャ、パンプキン、リンゴ、梨、モモ、スモモ、サクランボなど。

漁業

タラ、ハドック、スケトウダラ、サバ、ニシン、サケ、マスなど。特にタラの干物は重要な輸出品でした。

捕鯨

鯨油、鯨蝋(マッコウクジラから採れる高級蝋)など。照明用の油として高い需要がありました。

木材

松、オーク、カエデ、白樺、ブナ、トネリコなど。造船業の基盤となる重要な資源でした。

鉄

銑鉄、棒鉄、釘など。小規模ながらも製鉄業が各地で営まれていました。

織物

毛織物、リンネル(亜麻布)、綿布など。家庭内での手工業として広く行われていました。

革製品

靴、ブーツ、鞍、馬具など。

家具

椅子、テーブル、ベッド、チェスト、キャビネットなど。

造船

漁船、商船、軍艦など。世界有数の造船地として栄えました。

中部植民地

肥沃な土壌と穏やかな気候に恵まれ、「パン籠(コロニー)」と呼ばれるほど穀物生産が盛んでした。農業と畜産を中心に、多様な産業がバランスよく発展しました。

農業

小麦、トウモロコシ、大麦、エンバク、ライ麦、ジャガイモ、豆類、エンドウ豆、カボチャ、パンプキン、リンゴ、梨、モモ、スモモ、サクランボなど。

家畜

牛、馬、豚、羊など。中部植民地は家畜取引の中心地でもありました。

乳製品

牛乳、バター、チーズなど。

木材

松、オーク、カエデ、白樺、ブナ、トネリコなど。

鉄

銑鉄、棒鉄、釘など。中部植民地は北米植民地における製鉄業の中心地でした。

織物

毛織物、リンネル、綿布など。

革製品

靴、ブーツ、鞍、馬具など。

家具

椅子、テーブル、ベッド、チェスト、キャビネットなど。

造船

漁船、商船、軍艦など。デラウェア川やハドソン川沿いで造船業が発展しました。

南部植民地

温暖な気候と長い生育期間を活かし、プランテーションによる換金作物の栽培が盛んに行われました。タバコや米などの輸出作物が経済を支えていました。

農業

タバコ、米、綿花、インディゴ(藍)、トウモロコシ、小麦、大麦、エンバク、ライ麦、ジャガイモ、豆類、エンドウ豆、カボチャ、パンプキン、リンゴ、梨、モモ、スモモ、サクランボなど。タバコ・米・綿花・インディゴは特に重要な輸出作物でした。

家畜

牛、馬、豚、羊など。

乳製品

牛乳、バター、チーズなど。

木材

松、オーク、カエデ、白樺、ブナ、トネリコなど。松ヤニやタールの生産も行われていました。

鉄

銑鉄、棒鉄、釘など。

織物

毛織物、リンネル、綿布など。

革製品

靴、ブーツ、鞍、馬具など。

家具

椅子、テーブル、ベッド、チェスト、キャビネットなど。

造船

漁船、商船、軍艦など。

まとめ

このように、ニューイングランド植民地は漁業・捕鯨・造船、中部植民地は穀物と畜産、南部植民地はプランテーション作物と、それぞれの地域特性を活かした産業構造を持っていました。こうした地域間の経済的な違いは、後のアメリカ合衆国の発展にも大きな影響を与えることとなりました。