1960年にサンフランシスコ造幣局(Sミント)で鋳造されたフランクリン・ハーフダラー(50セント銀貨)の価値は、主に保存状態とグレードによって大きく変動します。ここでは、状態ごとの大まかな価値の目安と、価値に影響するポイントをわかりやすく解説します。
状態別の価値の目安
一般的な流通品(Good〜Fine程度)
日常的に使用され、摩耗が見られる状態のコインの場合、価値はおおよそ1ドル〜5ドル程度です。このクラスでは、銀地金としての価値が価格のベースになります。
美品(Extra Fine〜About Uncirculated)
摩耗が少なく、細部のディテールがしっかり残っている優れた状態のコインであれば、最大20ドル前後まで価値が上がることがあります。
未使用品(Uncirculated)
一度も流通していない未使用状態(UNC)のコインは、さらに高い評価を受ける可能性があります。特にルーペで見ても傷や擦れがほとんどない「フルベルライン」が確認できるものは、コレクター市場でプレミアムがつくこともあります。
Sミントマークが価値を左右する理由
1960年フランクリン・ハーフダラーには、フィラデルフィア造幣局製(Pミント、ミントマークなし)とサンフランシスコ造幣局製(Sミント)の2種類があります。Sミント版の発行枚数は約490万枚とPミント版より少なく、希少性が高いため相対的に価値が上がりやすいのが特徴です。
銀含有量による下限価値にも注目
フランクリン・ハーフダラーは銀90%・銅10%で作られており、約12.5gの純銀を含みます。そのため、銀相場が上昇している時期には、状態に関わらず地金価値だけでも一定の価格が保証されます。売却を検討する際は、銀の時価もチェックしておくとよいでしょう。
まとめ
1960年Sフランクリン・ハーフダラーの価値は、流通品なら1〜5ドル程度、美品で20ドル前後、未使用品になるとそれ以上の評価が期待できます。正確な査定を求める場合は、PCGSやNGCなどの第三者鑑定機関によるグレーディングを受けることをおすすめします。