アメリカ合衆国の「正確な中心」に位置する単一の都市は実は存在しません。しかし、地理的な中心点として公式に認められている場所はいくつかあり、どの範囲を基準にするかによって答えが変わります。
本土48州の中心:カンザス州レバノン
アラスカ州とハワイ州を除いた本土48州の地理的中心とされているのは、カンザス州北部に位置する小さな町レバノン(Lebanon)です。この中心点は米国地質調査所(USGS)によって計算されました。町の近くには石造りの記念碑やチャペルが設置されており、「アメリカのへそ」として多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
50州すべての中心:サウスダコタ州ベル・フォーシュ
1959年にアラスカ州とハワイ州が連邦に加わると、国土全体の重心は大きく北西へと移動しました。その結果、全50州を含む地理的中心とされるようになったのが、サウスダコタ州西部の町ベル・フォーシュ(Belle Fourche)です。この町でも中心点を示す記念碑が建てられており、地域の誇りとして大切にされています。
まとめ:「アメリカの真ん中」は定義次第
つまり、「アメリカの真ん中の都市」を尋ねられた場合の答えは以下のようになります。
- 本土48州の場合: カンザス州レバノン
- 全50州(アラスカ・ハワイ含む)の場合: サウスダコタ州ベル・フォーシュ
どちらも大都市ではなく、静かな田舎町であるというのも興味深いポイントです。アメリカ横断の旅の際には、ぜひ「合衆国の中心」を訪れてみてはいかがでしょうか。