南アメリカの歴史

現在のアメリカ合衆国の領土をかつて支配していた国はどこ?

現在「アメリカ合衆国」と呼ばれている広大な領土は、もともと一つの国のものだったわけではありません。歴史をさかのぼると、この土地は複数のヨーロッパ諸国やメキシコなど、さまざまな国家によって異なる時代に支配されてきました。

北米東部を支配したイギリス

17世紀初頭から、イギリスは大西洋沿岸に13の植民地を建設しました。これらの植民地が1776年の独立宣言によりアメリカ合衆国として独立し、現在の米国の核となりました。

広大な内陸部を領有したフランス

フランスはミシシッピ川流域からカナダにかけての広大な地域を「ルイジアナ」として領有していました。1803年、フランスのナポレオンからこのルイジアナ買収で米国が領土を取得したことで、国土は一気に拡大しました。

南部・南西部を支配したスペイン

スペインはフロリダやメキシコ湾岸、さらに南西部の広い範囲を植民地化していました。その後、これらの地域はメキシコ領となり、19世紀半ばの米墨戦争やテキサス併合を経て米国のものになりました。

南西部を領有していたメキシコ

1821年に独立したメキシコは、現在のカリフォルニア、テキサス、アリゾナ、ニューメキシコなどを含む広大な北部領土を持っていました。1848年の米墨戦争終結後の条約により、これらの地域は米国に割譲されました。

アラスカを所有していたロシア

ロシアは18世紀以降、毛皮交易のために北米北西部へ進出し、アラスカを領有していました。1867年、ロシアはアラスカを米国に約720万ドルで売却しました。

その他の国々

このほかにも、オランダは現在のニューヨーク周辺に「ニューアムステルダム」という植民地を建設しており、スウェーデンもデラウェア川流域に短期的な植民地を持っていました。

また、ヨーロッパ人の到来以前には、数多くの先住民族が独自の文化と社会を築き、この大地で暮らしていました。こうした多様な歴史の積み重ねが、今日の多文化的なアメリカ合衆国の姿を形作っているのです。