南アメリカの歴史

奴隷はどこから送り出されたのか?大西洋奴隷貿易の全体像

奴隷の出身地はアフリカ

奴隷として送り出された人々の出身地は、アフリカでした。大西洋奴隷貿易は歴史上最大級の強制的な人口移動であり、約350年の間に、およそ1,250万人ものアフリカの人々がアメリカ大陸へと運ばれました。

奴隷貿易が発展した背景

この貿易が本格的に拡大したのは15世紀後半のことです。ヨーロッパ諸国がカリブ海や南北アメリカといった「新世界」の資源開発を進めるなか、プランテーションなどで働かせる奴隷労働力への需要が急速に高まりました。これが大規模な奴隷貿易の発展につながったのです。

奴隷船の航路

大西洋を渡る奴隷船は、通常西ヨーロッパの港から出港し、西アフリカの港へと繰り返し航海を行いました。現地では人々が買い取られるか、あるいは誘拐によって連れ去られ、その後、大西洋を横断してカリブ海やアメリカ大陸へと運ばれました。

主な行き先

到着した奴隷たちは、そこからアメリカ大陸の各地へと分配されていきました。特に多かったのが植民地時代のブラジルと西インド諸島であり、その後、アメリカ合衆国南部へも広がっていったのです。