南アメリカの歴史

アメリカのハーフダラー硬貨の表と裏には何が描かれている?デザインを徹底解説

アメリカのハーフダラー(50セント硬貨)といえば、1964年から発行されている「ケネディ・ハーフダラー」が最もよく知られています。ここでは、その表面(オブバース)と裏面(リバース)にそれぞれどのようなデザインや文字が刻まれているのか、わかりやすくご紹介します。

表面(オブバース)のデザイン

  • 図柄: 第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの横顔が描かれています。初年度のデザインは、当時の造幣局首席彫刻家ギルロイ・ロバーツによるもので、大統領暗殺後の追悼の意を込めて採用されました。
  • 刻印文字: 「LIBERTY(自由)」、「IN GOD WE TRUST(我ら神を信ず)」、そして発行年が記載されています。初めて鋳造された1964年版には、年号として「1964」が刻まれています。

裏面(リバース)のデザイン

  • 図柄: アメリカ合衆国の国章であるグレート・シール(大印章)を基にしたデザインです。中央には、右の爪で平和を象徴するオリーブの枝を、左の爪で戦争を象徴する矢束をつかんだ白頭ワシ(ハクトウワシ)が描かれ、胸元には星条旗を意匠した盾があります。ワシの周囲を取り囲むように50個の星が配置されています。
  • 刻印文字: 上部に「UNITED STATES OF AMERICA(アメリカ合衆国)」、下部に額面を示す「HALF DOLLAR(半ドル)」、そして国の標語である「E PLURIBUS UNUM(多数から一つへ)」が刻まれています。

おまけ:素材について

なお、1964年に発行されたケネディ・ハーフダラーは銀90%を含む銀貨ですが、翌1965年以降は銅とニッケルの合金(クラッド材)に変更されました。このため、初年度の1964年版は銀含有量の観点からコレクターや投資家の間でも特に人気が高い硬貨となっています。