いいえ、冷戦は第二次世界大戦中に起こったものではありません。冷戦とは、第二次世界大戦の終結後に始まり、1991年のソビエト連邦の崩壊によって終わった、アメリカ合衆国とソビエト連邦、そしてそれぞれの同盟国の間における地政学的な緊張状態の時代を指します。
冷戦はいつから始まったのか?
一般的に、冷戦の始まりは1945年から1947年頃とされています。ナチス・ドイツに対して連合国として共闘していた米ソ両国でしたが、大戦が終結すると、資本主義対共産主義というイデオロギーの対立や、ヨーロッパを中心とした勢力圏をめぐる主導権争いにより、急速に関係が悪化していきました。
「冷たい戦争」と呼ばれる理由
冷戦は、米ソ両大国が直接武力衝突する「熱い戦争」には発展しなかったことからこの名前で呼ばれます。しかし、朝鮮戦争やベトナム戦争など、どちらかの陣営が支援に関与した代理戦争は世界各地で発生しており、世界的な緊張は決して低いものではありませんでした。また、核兵器の開発競争も進み、人類全体が核戦争の脅威にさらされる時代でもありました。
冷戦の終結
1980年代後半、ソ連のミハイル・ゴルバチョフ政権による改革(ペレストロイカ)や東欧諸国での民主化運動を経て、東西対立の構図は崩れていきました。そして1991年12月、ソビエト連邦が正式に解体されたことで、約45年間続いた冷戦は幕を下ろしました。