南アメリカの歴史

今も存命の女王は何人?現役・元女王・王妃の違いをわかりやすく解説

「女王」とひと口に言っても、自ら王位に就いて国を統治する「女王(Queen Regnant)」と、国王の配偶者である「王妃(Queen Consort)」では意味がまったく異なります。本記事では、現在もご存命の女王・元女王について整理しながらご紹介します。

存命の元女王(女王として在位した方)は2人

ヨーロッパにおいて、自ら女王として在位し、現在も存命の元女王は以下の2人です。

マルグレーテ2世(デンマーク元女王)

1972年に即位し、半世紀以上にわたってデンマークを統治してきました。2024年1月14日には息子のフレゼリク10世への譲位を発表し、デンマーク史上初となる自主的な退位が大きな話題となりました。

ベアトリクス(オランダ元女王)

1980年に即位し、2013年4月30日に長男ウィレム=アレクサンダー国王へ譲位しました。退位後も「王女(プリンセス)」の称号を保ち、公務や王室行事への関与を続けています。

混同されやすい存在:国王と王妃の区別

よく混同されますが、スペインのフアン・カルロス1世は「元国王」であり、女王には該当しません。また、スウェーデンのシルヴィア王妃は、国王カール16世グスタフの配偶者としての「王妃」であり、女王として統治した経験はありません。このように「女王」と「王妃」は別の概念であるため、正確に理解しておくことが大切です。

まとめ:現役の女王は現在いない

英国のエリザベス2世の崩御(2022年)、そしてデンマークのマルグレーテ2世の退位(2024年)により、現在ヨーロッパに現役の女王は存在しません。そのため、存命の元女王はマルグレーテ2世とベアトリクスの2人ということになります。今後、新たな女王が誕生するのか、ヨーロッパ王室の動向から目が離せません。