大統領再建計画(大統領的再建)の下で南部の再建を主導したのは、第17代アメリカ合衆国大統領アンドリュー・ジョンソンです。
アンドリュー・ジョンソンとは何者か
アンドリュー・ジョンソンは1865年から1869年までアメリカ合衆国第17代大統領を務めた政治家です。民主党に所属し、テネシー州出身でした。南北戦争末期の1865年4月、エイブラハム・リンカーン大統領が暗殺されたため、副大統領であったジョンソンがその職を引き継ぎました。
大統領再建計画の内容と特徴
ジョンソンが推し進めた大統領再建計画は、戦败した南部諸州に対して比較的寛容な政策を掲げていました。その主な特徴は以下の通りです。
- 旧南部同盟(アメリカ連合国)の各州が、合衆国への復帰を比較的容易な条件で果たせるようにした
- 多くの元南部同盟支持者に対して恩赦を与えた
- 連邦議会ではなく、大統領自身の権限によって再建プロセスを主導した
計画への批判とその影響
しかし、この寛容すぎる方針は、共和党急進派(レディカル・リパブリカンズ)から強い反発を受けました。彼らは、解放された黒人(自由民)の権利保護が十分に行われていないとして、より厳格な再建政策を求めました。その結果、連邦議会は大統領の計画に反対し、1867年の再建法制定など、議会主導の再建へと移行していくことになりました。
こうして見ると、大統領再建計画期における南部再建の主導者こそ、民主党出身のアンドリュー・ジョンソン大統領だったということが分かります。