南アメリカの歴史

植民地時代のアメリカで道徳的絶対主義を示したのはどのコミュニティ?クエーカー教徒・奴隷制度廃止論者・ジャイナ教徒の違いを解説

正解:A. クエーカー教徒(Quakers)

植民地時代のアメリカにおいて、際立った道徳的絶対主義を示したコミュニティとして正しい答えは、A. クエーカー教徒です。

クエーカー教徒とはどんな人たち?

クエーカー教徒は「フレンド協会(Religious Society of Friends)」とも呼ばれるキリスト教の一派で、17世紀にイギリスで誕生しました。彼らの信仰は、次の二つの原則を中心としています。

  • 平和主義:暴力や戦争に断固として反対する立場を貫く
  • 人間の平等:人種、性別、社会的地位に関わらず、すべての人は平等であると信じる

これらの信念は、当時の社会に広く浸透していた規範や価値観に真っ向から対立するものであり、だからこそ植民地時代のアメリカにおいて「道徳的に絶対的」なものと見なされたのです。

他の選択肢が不正解である理由

C. ジャイナ教徒は、古代インドに起源を持つ宗教共同体であり、植民地時代のアメリカにはそもそも存在していませんでした。

B. 奴隷制度廃止論者は、奴隷制度の終結を目指して闘った人々を指す言葉です。しかし、彼らは特定の宗教的・倫理的原則に基づいて日々の生活を営む「コミュニティ」というよりも、奴隷制への反対という目的のために結集した運動の担い手でした。

まとめ

平和主義と万人の平等という揺るぎない信念を、周囲の反対を押し切って貫いた点で、植民地時代のアメリカにおける道徳的絶対主義の代表例として挙げられるのは、クエーカー教徒です。