1950年6月に朝鮮半島で戦争(朝鮮戦争)が勃発したとき、アメリカとソ連の両国がすでに軍隊を完全に撤退させていた——この説は誤り(嘘)です。
ソ連は撤退していたが、アメリカは違った
確かに、ソ連は朝鮮戦争の勃発以前に、北朝鮮から自国の占領軍を撤退させていました。しかし、アメリカについては事情が異なります。
アメリカは1945年以降、大韓民国(韓国)に対して継続的に軍事援助と経済援助を提供してきました。そして朝鮮戦争が勃発した時点でも、アメリカは韓国国内に軍事的な存在を維持していたのです。
歴史的背景を踏まえると
第二次世界大戦後、朝鮮半島は北緯38度線を境に、南側をアメリカが、北側をソ連が占領管理しました。その後、1948年に大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国がそれぞれ成立します。
ソ連は北朝鮮からの正規部隊の撤退を進めましたが、アメリカは韓国の防衛力構築を支援するため、軍事顧問団の派遣などを通じて関与を続けていました。つまり、「両国とも完全に手を引いていた」という見方は、当時の実態とは一致しないのです。
まとめ
朝鮮戦争勃発時、ソ連は軍を撤退させていたものの、アメリカは撤退しておらず、韓国への軍事・経済支援と軍事的プレゼンスを維持していた——これが正しい史実です。