1848年、米墨戦争(メキシコ・アメリカ戦争)の結果として、アメリカ合衆国はメキシコ領土の52.9%を併合しました。これは、一つの国家が他国の国土の半分以上を失うという、歴史上でも極めて稀な出来事でした。
併合された地域
この広大な領土には、現在の以下の地域が含まれています。
- カリフォルニア州
- ネバダ州
- ユタ州
- アリゾナ州とニューメキシコ州の大部分
- コロラド州およびワイオミング州の一部
米墨戦争とグアダルーペ・イダルゴ条約
米墨戦争は1846年から1848年にかけて行われたもので、テキサスの併合をめぐる国境紛争が発端となりました。戦争終結後、両国は1848年にグアダルーペ・イダルゴ条約を締結しました。
この条約により、メキシコは約136万平方キロメートルに及ぶ領土を米国へ譲渡し、その代償として1,500万ドルを受け取りました。この領土移譲は歴史上「メキシコ割譲」と呼ばれています。
歴史への影響
この領土の獲得により、アメリカは太平洋岸まで国土を大きく拡張し、後の「西進運動」やゴールドラッシュの発展につながっていきました。一方でメキシコにとっては、国土の半分以上を失うという国家的な打撃となり、両国関係にも長く影を残すことになりました。