ラシーンと組織犯罪の関係
答えは「イエス」です。ウィスコンシン州ラシーンには、かつてギャングランド(犯罪組織の世界)が確かに存在していました。その活動が本格化したのは、1920年の禁酒法施行以降のことです。
禁酒法時代の密造酒とスピークイージー
禁酒法の時代、ラシーンは密造酒(ブートレッギング)の拠点として知られるようになり、市内には違法に営業する酒場「スピークイージー」が数多く存在しました。こうした闇市場の背後には、多くの組織犯罪の人物たちが関与していたと伝えられています。
アル・カポネとラシーンのつながり
中でも最も有名な存在は、シカゴのギャング王として名を馳せたアル・カポネです。カポネはラシーンをたびたび訪れていたことが知られており、市内には彼の協力者や関係者が複数いたと言われています。ミシガン湖に面したラシーンの立地は、シカゴとの間で密造酒を運搬するのに都合がよく、犯罪組織にとって魅力的な拠点となっていたと考えられます。
ラシーンに関わったその他の勢力
カポネ以外にも、ラシーンに足跡を残したとされる組織や人物は少なくありません。シカゴで密造酒ビジネスを仕切っていたジェンナ兄弟、カポネの後を継いでシカゴの裏社会を支配した「シカゴ・アウトフィット」、そして全米規模の犯罪シンジケートの構築に関わったマイヤー・ランスキーといった名前が挙げられます。
まとめ
一見穏やかな中西部の工業都市に見えるラシーンですが、禁酒法時代には組織犯罪のネットワークと深く結びついていたのです。当時の密輸ルートやスピークイージーにまつわる逸話は、この街の歴史を語るうえで興味深い一章といえるでしょう。