1989年10月17日に発生したマグニチュード6.9のロマ・プリータ地震(Loma Prieta Earthquake)は、「1989年のサンフランシスコ地震」として広く知られる大規模な地震です。ベイエリア有数の大都市であるサンノゼは、幸いにもこの地震による壊滅的な被害を免れました。
震源はサンフランシスコではなくサンタクルーズ山脈
この地震の震源は、サンタクルーズ山脈のロマ・プリータ山付近に位置しており、サンフランシスコからは南へ約100キロメートル離れていました。それでも、軟弱な地盤を持つサンフランシスコのマリーナ地区では液状化現象が発生し、住宅の倒壊や火災といった深刻な被害が出ました。さらに、サンフランシスコ・オークランドベイブリッジの一部区間が崩落するなど、湾岸地域全体に大きな打撃を与えました。
また、震源に最も近かったサンタクルーズ郡やワトソンビル周辺でも、多数の建物が損壊する甚大な被害が報告されています。
サンノゼへの実際の影響は限定的
サンノゼでも強い揺れが観測されましたが、都市全体としての被害は比較的軽微にとどまりました。古い煉瓦造りの建物の一部に亀裂が入るなどの損傷はあったものの、ライフラインへの影響も小さく、市の機能が停止することはありませんでした。
このためサンノゼは「地震の直接被害からほぼ免れた都市」と見なされ、被災地への支援活動の拠点の一つとしても機能しました。
まとめ
1989年のロマ・プリータ地震において、サンノゼは壊滅的な被害を受けることなく持ちこたえました。被害の中心は、震源に近いサンタクルーズ地方と、地盤条件によって脆弱だったサンフランシスコの一部地域であり、サンノゼへの影響は限定的なものでした。