結論:ロシア(ソ連)とドイツは敵同士として戦った
「ロシア人とドイツ人は第二次世界大戦で一緒に戦いたのか?」という疑問に対する答えはノーです。むしろ両国は、第二次世界大戦中最も激烈な戦いの一つである独ソ戦(大祖国戦争)において、互いに命を懸けて戦い合った敵同士でした。
独ソ戦とは?
ソ連(当時のロシアを中心とした国家)とナチス・ドイツは、1941年から1945年までの約4年間にわたり交戦状態にありました。
1941年6月、ドイツが「バルバロッサ作戦」を発動してソ連への侵攻を開始したことで戦端が開かれました。以降、モスクワの攻防、スターリングラードの攻防、クルスクの戦車戦など、歴史に残る大規模な戦闘が東部戦線で繰り広げられました。
史上最大級の犠牲者を出した激戦
独ソ戦は、人類史上最大規模の陸上戦争とされています。ソ連軍とドイツ軍の両方で、2,000万人を超える兵士が死亡したと推計されており、民間人の犠牲者を含めるとその数はさらに膨大になります。
極寒の気候、広大な戦線、過酷な包囲戦など、東部戦線の戦いは参戦した兵士たちにとって想像を絶する苦しみを伴うものでした。
戦争の終結とドイツ占領
戦争はドイツの敗北によって幕を閉じました。1945年5月、ソ連軍はベルリンを攻略し、ドイツは無条件降伏します。
その後、ドイツは連合国によって分割占領され、ソ連はドイツ東部を占領・支配下に置きました。この占領体制は、後の東西ドイツ分裂(西ドイツと東ドイツの成立)へとつながっていくことになります。
まとめ
第二次世界大戦において、ロシア(ソ連)とドイツは協力関係にある時期もありましたが、1941年以降は互いに最も激しく戦い合った敵でした。この独ソ戦は2,000万人以上の将兵の命を奪う史上最大級の悲劇であり、その結果としてドイツは敗北し、ソ連による占領という事態を迎えたのです。