ヨーロッパの歴史

マーティン・ルーサー・キング牧師の自宅爆撃はノーベル平和賞受賞の「前」か「後」か?正しい時系列を解説

マーティン・ルーサー・キング牧師の自宅が爆弾攻撃を受けたのは、ノーベル平和賞を受賞した後ではなく、その約8年半も前のことです。

自宅爆破事件は1956年に発生

キング牧師の自宅への爆弾攻撃は、1956年1月30日に起こりました。これは、公民権運動の重要な転機となったモンゴメリー・バス・ボイコット運動のさなかでの出来事です。アラバマ州モンゴメリーにある牧師の自宅が爆弾によって損壊しましたが、当時家にいた妻のコレッタ・スコット・キングと生まれたばかりの娘ヨランダは無事で、負傷者は出ませんでした。

ノーベル平和賞の受賞は1964年

一方、ノーベル平和賞の受賞決定は1964年10月14日であり、授賞式は同年12月に行われました。受賞当時35歳だったキング牧師は、同賞の歴史上最も若い受賞者の一人となりました。

つまり、時系列で整理すると以下の通りです。

  • 1956年1月30日:自宅が爆弾攻撃を受ける
  • 1964年10月14日:ノーベル平和賞の受賞が決定

このように、悲劇的な爆破事件は、世界的な栄誉であるノーベル平和賞の受賞よりもはるかに早い段階で起きており、キング牧師が過酷な脅威にさらされながらも公民権運動を貫いたことを物語るエピソードといえます。