フランス革命における反革命勢力(contre-révolution)とは、革命がもたらした急進的な変革に反対し、旧体制(アンシャン・レジーム)の伝統的な秩序の回復を目指した個人や集団のことです。
ここでは、反革命運動に関わった主要な人物やグループを詳しく見ていきましょう。
1. 亡命貴族(エミグレ)
亡命貴族とは、革命期にフランス国外へ逃れた貴族や聖職者たちのことです。彼らは国外で再結集し、革命に対する批判を公言しながら、王政の復活を望んで活動を続けました。
2. 王党派の反乱
革命期を通じて、フランス各地では王党派による蜂起が繰り返し発生しました。これらの反乱は王党派の支持者たちが主導し、革命政府の打倒と王政の復活を掲げて立ち上がりました。
3. ヴァンデの反乱
ヴァンデの反乱は、フランス西部で起こった大規模な反革命運動です。農民たちは革命政府の反宗教政策や若者への徴兵に反対して蜂起し、1793年には共和国軍との間で甚大な犠牲を出す激しい内戦へと発展しました。
4. シュアン派
シュアン派もまた、フランス西部を拠点とした王党派グループです。彼らはゲリラ戦術を駆使して革命軍と戦い、同地域における革命政府の支配を揺るがそうとしました。
5. カトリック教会
多くのカトリック聖職者は、革命政府の反教権主義的な政策や教会財産の没収に強く反発しました。教会は特にフランス西部や南部において、反革命活動の中核的な役割を果たしました。
6. 王党派の将軍たち
かつてフランス軍に仕えていた複数の王党派将軍も、反革命の旗印のもとに結集しました。彼らは自ら軍隊を組織したり反乱を起こしたりして、王政の復活を試みました。
7. 外国勢力と軍事介入
オーストリア、プロイセン、イギリスなどのヨーロッパ諸国は、革命思想の拡散を警戒し、反革命勢力を積極的に支援しました。これらの国々は同盟を組み、軍事介入によって反革命派を援助した結果、革命フランスとの間で幾度もの戦争が勃発することとなりました。
まとめ
反革命勢力は革命政府にとって重大な脅威となり、フランス革命の複雑さと暴力性を一層深める要因となりました。しかし、伝統的秩序の回復を目指す彼らの試みは最終的に失敗に終わり、革命はさらに進展し、穏健派や共和派が次第に権力を固めていきました。