ヨーロッパの歴史

イギリスで最初に学位を取得した女性は誰?歴史的偉業を解説

英国初の女性学位取得者とは?

イギリスにおいて、初めて女性の入学と学位授与を認めた大学は、1878年のロンドン大学です。当時、高等教育は男性だけのものであり、この決定はイギリスの大学史における大きな転換点となりました。

その先駆的な時代に歴史を刻んだのが、フィリッパ・フォーセット(Philippa Fawcett)です。彼女は、イギリスの女性参政権運動を代表する指導者ミリセント・フォーセット(Millicent Fawcett)の娘として生まれました。

ガートン・カレッジでの快挙

フィリッパは、ケンブリッジ大学の女子カレッジであるガートン・カレッジ(Girton College)で数学を専攻しました。同カレッジは1869年に設立された、イングランド初の女性向け寄宿制カレッジとして知られています。

そして彼女は、最上位の成績である一級優等(first-class honours)で理学士(BSc)の学位を取得。これは、イギリスの女性に授与された初めての学位とされる、歴史的な出来事となりました。

母と娘が切り開いた未来

母ミリセントが政治の舞台で女性の権利のために闘い続けたように、娘フィリッパは学問の世界で女性の能力を証明してみせました。
母娘の歩みは、19世紀後半のイギリスにおける女性の社会進出の象徴として、今日でも多くの人々に語り継がれています。