ヨーロッパの歴史

第一次世界大戦でドイツ軍を指揮したのは誰?歴代参謀総長を徹底解説

第一次世界大戦におけるドイツ軍の最高司令部「OHL」とは

第一次世界大戦中、ドイツ軍の作戦指導を担ったのは「陸軍最高司令部(ドイツ語:Oberste Heeresleitung、略称OHL)」でした。この組織の頂点に立つ参謀総長の職は、戦局の変化とともに数人の将軍へと引き継がれていきました。

歴代の参謀総長たち

ヘルムート・フォン・モルトケ(開戦〜1914年9月)

開戦時の参謀総長を務めたのがヘルムート・フォン・モルトケです。彼はドイツの初期戦争計画である「シュリーフェンプラン」の実行責任者でした。しかし、同計画が失敗に終わったことを受け、1914年9月に更迭されました。

エーリッヒ・フォン・ファルケンハイン(1914年9月〜1916年8月)

モルトケの後任として参謀総長に就任したのがエーリッヒ・フォン・ファルケンハインで、1916年8月までその職にありました。彼は無制限潜水艦作戦という戦略を推進した責任者でもあり、この作戦はアメリカ合衆国の参戦を招く結果となりました。

パウル・フォン・ヒンデンブルクとエーリッヒ・ルーデンドルフ(1916年8月〜)

1916年8月、パウル・フォン・ヒンデンブルクが参謀総長に任命され、エーリッヒ・ルーデンドルフが第一兵站総監に就任しました。両名は緊密に連携しながら、戦争終結までドイツの軍事戦略を主導することになります。

ヴィルヘルム・グレーナー(1918年10月〜)

1918年10月、ヴィルヘルム・グレーナーがルーデンドルフの後任として第一兵站総監に就任しました。さらに同年11月、ヒンデンブルクの辞任後には単独の参謀総長となり、連合国との休戦交渉を担当。この交渉の結果、第一次世界大戦を終結させる休戦協定が成立しました。