「ニューイングランドの連邦党員(フェデラリスト)がアメリカ合衆国からの離脱を望んでいた」という主張は、実は歴史的な証拠によって裏付けられていません。この誤解はしばしば広まっていますが、当時の政治状況を詳しく見ると、事情は大きく異なることがわかります。
連邦党員の実際の立場
連邦党員は、強力な中央政府と国家の統一を重視する政党でした。彼らの政策の根幹には、憲法に基づく堅固な連邦体制の維持があり、国家分裂を防ぐ方向で政治を行っていたのです。
民主共和党こそ分離傾向が強かった
興味深いことに、連邦からの離脱を支持する傾向がより強かったのは、トーマス・ジェファーソン率いる民主共和党(民主共和党員)でした。彼らは連邦党員が推進する強力な中央政府に反対し、州の権限を重視する立場を取っていたためです。
まとめ
ニューイングランドの連邦党員による離脱願望を示す確かな証拠は存在せず、むしろ中央集権に反対した民主共和党の方が、州の分離や独立を支持する可能性が高い政党だったと言えるでしょう。