アメリカ建国200周年記念硬貨(ビセンテニアルコイン)とは
アメリカ合衆国のビセンテニアル(Bicentennial)記念硬貨は、独立宣言署名から200周年を記念して、1975年と1976年に鋳造された記念貨幣です。対象となるのは以下の4種類です。
- アイゼンハワーダラー(1ドル硬貨)
- ケネディハーフダラー(50セント硬貨)
- ルーズベルトダイム(10セント硬貨)
- ワシントンクォーター(25セント硬貨)
これらの記念硬貨には、銀を40%含む「シルバー版」が存在し、保存状態やグレードによって価値が大きく変わります。特に鏡面のような美しい仕上げが特徴のプルーフ硬貨は、最高グレードに近づくほど希少性が高まり、驚くほどのプレミアム価格が付くこともあります。
グレードの見方
表中の「PR」はプルーフ(Proof)仕上げを示し、「PR69」「PR70」などの数字はシェルドン・スケールと呼ばれる70段階の評価基準です。PR70は完璧な状態を意味し、最も価値が高くなります。また「DCAM(ディープカメオ)」は、浮き彫り部分とのコントラストが特に鮮明な最高級のプルーフ仕上げを指します。
種類別の価値・相場一覧
アイゼンハワーダラー(1ドル硬貨)
- 1975年/銀40%:約26ドル
ケネディハーフダラー(50セント硬貨)
- 1976-S プルーフ/銀40%/PR69DCAM:約59ドル
- 1976-S プルーフ/銀40%/PR70DCAM:約15,000ドル
ルーズベルトダイム(10セント硬貨)
- 1976-S プルーフ/銀40%/PR70:約172.50ドル
ワシントンクォーター(25セント硬貨)
- 1976-S プルーフ/銀40%/PR69:約59ドル
- 1976-S プルーフ/銀40%/PR70:約200ドル
価値を左右するポイント
同じ記念硬貨でも、グレードが1つ違うだけで価格が数十倍になることがあります。特にケネディハーフダラーのPR70DCAMは完璧な状態で現存する数が極めて少なく、15,000ドルという高額査定の例もあります。コインの価値を正確に知るには、専門機関による鑑定(スラブ化)を受けるのが確実です。また、銀価格の変動や市場の需給によっても相場は変動するため、売却前には最新の相場を確認しましょう。