イギリスがかつて征服・支配した国と地域の一覧
イギリスは、16世紀から20世紀にかけて世界史上最大級の植民地帝国を築き上げました。最盛期には「太陽の沈まない国」と呼ばれ、地球上の陸地の約4分の1を支配下に置いていたとも言われています。ここでは、イギリスが歴史上征服または支配した主な国や地域を、地域別にわかりやすくご紹介します。
ヨーロッパ
- アイルランド
- ウェールズ
- スコットランド
※ウェールズとスコットランドは、軍事征服や併合を経てイングランドと統合され、現在のイギリス(連合王国)を形成するに至りました。
アジア
- インド
- パキスタン
- バングラデシュ
- スリランカ
- ミャンマー(ビルマ)
- マレーシア
- シンガポール
- ブルネイ
- 香港(1997年に中国へ返還)
- 中国(一部地域)
特にインド亜大陸は「イギリス帝国の宝石」と呼ばれ、帝国経済の中核を担う最重要植民地でした。
中東・アフリカ
- エジプト
- スーダン
- ソマリア(一部地域)
- ケニア
- ウガンダ
- タンザニア
- マラウイ
- ザンビア
- ジンバブエ
- ボツワナ
- 南アフリカ
- ナミビア
- レソト
- エスワティニ(旧スワジランド)
19世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスはアフリカ大陸の広範な地域を勢力圏に収め、「カイロからケープタウンまで」縦断的な植民地ネットワークの構築を目指しました。
北アメリカ
- カナダ
- アメリカ合衆国(東海岸の13植民地など一部地域)
アメリカ東部の13植民地は1776年の独立宣言により失いましたが、カナダは20世紀までイギリスの支配下にありました。
オセアニア・太平洋地域
- オーストラリア
- ニュージーランド
- フィジー
- パプアニューギニア
- ソロモン諸島
- バヌアツ
- ナウル
- キリバス
- ツバル
- トンガ
- サモア
- クック諸島
- ニウエ
- トケラウ
その他の地域・海外領土
- ピトケアン諸島
- フォークランド諸島
- サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島
- イギリス南極領土
- ジブラルタル
これらのうち、フォークランド諸島やジブラルタルなどは現在もイギリスの海外領土として残っています。
帝国の終焉とその遺産
20世紀後半に入ると、世界各地で独立運動が相次ぎ、インド(1947年)をはじめとする多くの植民地が次々と独立を果たしました。しかし、かつてイギリスの支配下にあった国々の多くは、現在もイギリス連邦(コモンウェルス)の一員として、言語、法制度、経済などの面でイギリスとの深いつながりを保っています。英語が世界共通語となった背景にも、この広大な帝国の歴史が大きく関わっているのです。