ウェストミンスター宮殿を設計した建築家
現在のウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)を設計したのは、サー・チャールズ・バリー(Sir Charles Barry)とオーガスタス・ウェルビー・ノースモア・ピュージン(Augustus Welby Northmore Pugin)という二人の建築家です。
設計に至った経緯
1834年、旧ウェストミンスター宮殿の大部分が大火によって焼失しました。これを受けて新宮殿の設計競技(コンペティション)が実施され、バリーが提案したゴシック・リヴァイヴァル様式の設計案が採用されました。
二人の役割分担
バリーは主に全体の平面計画や外観の骨格となる構成を担当し、ピュージンは装飾や内装など細部にわたるゴシック様式のデザインを手掛けました。エリザベス・タワー(通称ビッグ・ベン)やヴィクトリア・タワーといった象徴的な塔も、この二人の協業によって生まれたものです。
こうして完成したウェストミンスター宮殿は、イギリス議会の所在地として今日まで機能しており、その歴史的・建築的価値が認められ、1987年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。