ピザの名前の由来
世界中で愛されるイタリア料理の代表格であるピザ。その名前の由来は、実は2000年以上も前にさかのぼります。
ピザという言葉は、古代ローマ人が食べていた平たいパン「ピンサ(pinsa)」にちなんで名付けられたとされています。「ピンサ」は、ラテン語で「つぶす」「平らに伸ばす」を意味する「ピンセレ(pinsere)」という動詞から派生した言葉だと言われています。
古代ローマの「ピンサ」とは?
「ピンサ」は、穀物の粉に水や塩を加えて作った生地を平たく伸ばし、焼き上げたフラットブレッドの一種です。ハーブやオリーブオイルなどを添えて食べられており、当時の庶民にとって身近な日常食でした。
現代のピザへとつながる歴史
こうした平たいパンの文化が時代とともに受け継がれ、トマトやチーズをのせた現在のピザへと進化していきました。興味深いことに、近年では古代ローマの「ピンサ」を再現した「ピンサ・ロマーナ」という料理がローマを中心に人気を集めており、ピザの原点とも言える味わいが再び注目されています。
つまりピザの名前は、単なる料理の呼び名ではなく、古代ローマの食文化に深く根ざした、歴史ある言葉なのです。